carat(カラット、石目、重量)
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カラット(ct)は、宝石の重さの単位で、1カラットは0.2gに相当します。
かつて、豆を量りの分銅で使用していたころに、
使われていた豆がギリシャ語でキャラティオンと呼ばれていました。
この豆の一粒の重さがどれも約0.2gとばらつきが少なく、
それがいつのまにか宝石の重さを示す単位「カラット(1ct=0.2g)」となりました。
ダイヤモンドの直径の大きさに依るカラット数の目安
約3.0mm | 0.1ct |
約4.1mm | 0.25ct |
約5.2mm | 0.50ct |
約6.5mm | 1.00ct |
約8.2mm | 2.00ct |
約9.3mm | 3.00ct |
※カットによってもカラット数は前後します。
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color(カラー、色)
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ダイヤモンドのカラーは、不純物を含むと黄色味を帯びてきます。
無色透明から、黄色味がかってゆく微妙な差に応じて、Dカラーから、Zカラーまでランクづけがされています。
不純物がなく無色であるほど、輝きも美しくなり、ランクが上がります。
Dが最高ランクで、Zに近いほど黄色のダイヤモンドです。
ブルーダイヤモンドやピンクダイヤモンドはファンシーカラーとして、別評価です。
| D | E | F | |
無色 Colorless
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| G | H | I | J | |
ほとんど無色 Near Colorless |
| K | L | M | |
わずかに黄色味がある Faint Yellow |
| N | O | P | Q | R | |
黄色味を帯びている Very Light Yellow |
| S | T | U | V | W | X | Y | Z |
黄色 Light Yellow |
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clarity(クラリティ、透明度)
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ダイヤモンドの透明度の評価のことで、ダイヤモンドのダイヤモンドの内部、外部に存在する内包物(インクルージョン)や、
キズなどの欠陥の大きさ、数、位置、特徴等を評価します。10倍のルーペで拡大して検査し、
内包物やキズの見えやすさの程度を11段階に分類され、内包物が少ないほど輝きが増します。
ほとんどのダイヤモンドは、わずかな不純物を含んでいるので完全に透明なものは希少価値です。
FL フローレス
| 10倍の拡大で無傷 |
IF インターナショナルフローレス
| 外観に超微小キズのみ |
VVS1 VVS2 | 10倍の拡大で発見が困難な内包物を含む |
VS1 VS2 | 10倍の拡大で発見がやや困難な内包物を含む |
SI1 SI2 | 10倍の拡大鏡で発見できる程度の内包物を含む |
I1 I2 I3 | 肉眼で容易に発見できる内包物を含む |
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cut(カット、研磨)
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ダイヤモンドの理想のカットからいかに外れている かのチェックと、最終的研磨の美しさ、技術力の点などから
減点法により評価され、5段階のグレードで表します。
ダイヤモンドの形は、ラウンド・ブリリアント・カットが最も光の美しさを引き出すといわれ、58面で構成されます。
カットが正確なほど光の反射は規則的になり、ダイヤモンドの輝きは強くなります。
Excellent | 理想的なプロポーション |
Very Good | Excellentに準じる優秀なカット |
Good | 標準的なカット |
Fair | やや欠点のあるカット |
Poor | 欠点のあるカット |
エクセレントカット
ガードルの直径を100%として、パビリオンの深さやクラウンの角度など全てが計算された理想の形です。
理想のプロポーションに近いほど評価が高くなります。
・理想的なカット
パビリオンが適切な深さで、光の反射に無駄がなく、 あらゆる角度からその美しさを確認できます。
・良くないカット
パビリオンが深すぎたり浅すぎると、 石に入った光は上部に輝きが返ってきません。
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